WiFiが弱いのはなぜ?原因や具体的な対策を詳しく解説
2023.08.28
快適なインターネット生活を送るためには、WiFiが必要不可欠です。しかし、自宅で利用しているWiFiが弱くて困っている人も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事ではWiFiが弱いと悩んでいる人に向けて、原因や具体的な対策を詳しく解説していきます。さらに、外出先でフリーWiFiに繋がらないときの対処方法も合わせて解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
- 家の中でWiFiが弱い主な原因・理由
- - WiFiルーターの設置場所に問題がある
- - WiFiルーター本体や端末に問題がある
- - 電波干渉が生じている
- - 接続している端末が多い
- - 通信制限が発生している
- - 回線が混雑している
- 家の中でWiFiが弱いときの対策
- - WiFiルーターの設置場所を変更する
- - 中継機を用意する
- - WiFiルーターの接続状況を確認する
- - WiFiの電波を5GHz帯の周波数に変更する
- - 有線接続を行う
- - 接続が不要な端末に繋げない
- - 通信量の確認を行う
- - 夜間など混雑時間帯での利用は避ける
- - 新しいWiFiルーターの購入を検討する
- - 回線やプロバイダーの乗り換えを検討する
- 雨の日にWiFiの調子が悪くなるってホント?
- 外出先でフリーWiFiに繋がらない・弱いときの原因と対策
- - ユーザー認証が完了していない
- - 電波干渉や回線の混雑が生じている
- - アクセスポイントから距離がある
- WiFiが弱いときは原因を特定して適切な対策をとろう!
家の中でWiFiが弱い主な原因・理由
まずは家の中でWiFiの接続が弱いときの主な原因について解説していきます!
WiFiルーターの設置場所に問題がある
家の中でWiFiが弱くなる原因の一つに、WiFiルーターの設置場所が挙げられます。 例えば、1階にWiFiルーターがある場合、2階の別の部屋でデバイスを利用すると、WiFiルーターとデバイスの距離が離れているため電波が届いていない可能性があります。
また、WiFiの電波は金属や水などに吸収されやすいため、近くに水槽などがある場合も電波が届きにくくなっていることが考えられます。WiFiが弱い場合は、WiFiルーターとデバイスとの距離や、障害物などの設置環境を見直してみましょう。
WiFiルーター本体や端末に問題がある
WiFiルーター本体に問題があると、WiFiの安定性が低下し、接続が不安定になる可能性があります。 その際には、WiFiルーターの再起動や設定の確認を行い、必要に応じて修理や交換を検討することが重要です。
また、中継機や子機も確認しましょう。中継器や子機などが正しく機能していない場合、ルーターからの信号が正確に中継されず、接続が弱くなる場合もあります。中継機や子機の位置や設定に問題がある場合は、まず再設定を試すのもおすすめです。
さらに、端末自体に問題が見られる可能性があります。端末に問題がある場合、WiFiルーターへの接続が完了せず、インターネットにアクセスできなくなることも。問題が起きたら他の端末での接続を確認するか、該当端末の設定を調査することが重要です。
電波干渉が生じている
電波干渉が起きている原因は周囲の電波環境にあります。例えば、家庭内で使用される電子レンジは、WiFiの電波と同じ2.4GHz帯の周波数を使用しているため干渉しやすいです。
また、Bluetooth機器なども2.4GHz帯の周波数を使用しています。WiFiルーターの近くに同じ周波数帯の家電製品や機器があると、電波干渉が起こりWiFiが弱くなることもあるので注意が必要です。
接続している端末が多い
複数のスマホやパソコンなど、同時に接続している端末が多いとWiFiが弱くなる場合があります。特に高画質の動画視聴やオンラインゲームを行う際は、通信速度が遅くなりやすいです。
同時に多くのデバイスがデータを送受信すると、WiFiルーターの負荷が増え、全体のパフォーマンスが低下します。
改善策としては、必要なデバイス以外はWiFiから切断し、利用する際にはできるだけ同時接続台数を抑えることが重要です。また、WiFiルーターの性能を向上させることも考慮し、高性能のWiFiルーターを選ぶこともおすすめです。
通信制限が発生している
自宅でポケット型のWiFiを利用している場合、通信制限が発生している可能性が考えられます。通信制限とは、事業者が利用者に対して設定するデータ通信の制限のことです。通信制限がかかると、インターネットを利用する際に通信速度が低下します。
そのため、WiFiの速度が遅い場合は、まず通信制限が発生しているかどうかを確認しましょう。制限がかかっている場合は、プランの見直しや追加のデータ容量の購入を検討することが重要です。
回線が混雑している
WiFiが弱くなる原因として、回線が混雑していることが考えられます。例えば、マンションやアパートなどで同じ回線を共有している場合は、多くの人が同時にインターネットを利用するため、つながりにくくなるケースがあります。
複数のユーザーが同じ回線を共有してデータを送受信する場合、利用者が増えるほど回線が混雑します。 その結果、データの通信速度が遅くなるのです。
家の中でWiFiが弱いときの対策
続いて、家の中でWiFiが弱いときの具体的な対策について解説していきます!
WiFiルーターの設置場所を変更する
家の中でWiFiが弱い場合、WiFiルーターの位置を変更することで改善できる可能性があります。
まず、周囲に水槽や花瓶、金属製の家具がある場合はWiFiの電波を遮断してしまうことが考えられます。そのため、WiFiルーターの設置場所を変更して、障害物から離すことが重要です。障害物とWiFiルーターの間にはできるだけ距離を確保し、直接的なさえぎりを避けるようにしましょう。
さらに、WiFiルーターの電波は全方位に飛んでいく性質があります。この性質を活かすために、家の中心に近い位置や高い場所にWiFiルーターを設置することがおすすめです。家の中心に設置することで、電波が部屋全体に届きやすくなります。また、高い位置に設置することで周囲の障害物が少なくなり、他の部屋にも電波を届けられる可能性が高くなります。
中継機を用意する
WiFiルーターとの距離が離れていたり、設置場所を変更できない場合は中継機を利用すると良いでしょう。中継機を設置することで、WiFiルーターの電波の届く範囲を拡張することができます。特に複数の部屋でWiFiを利用する場合に効果的です。
中継機はWiFiルーターとの間に設置し、WiFiルーターからの電波を中継して遠くの場所まで届けてくれます。そのため、中継機によりWiFiの受信を広げることができ、WiFiルーターとデバイスで距離があった場合でも安定した通信が可能になります。
WiFiルーターの接続状況を確認する
WiFiが弱いと感じたらWiFiルーターの接続状態を確認してみましょう。WiFiルーターが適切に設置され、正常に動作しているかをチェックすることが重要です。調子が悪い場合は、WiFiルーターを一度再起動してみると問題が解消されることがあります。また、中継機や子機の確認も合わせて行うと改善するかもしれません。
WiFiの電波を5GHz帯の周波数に変更する
電子レンジなどの他の家電製品や機器が2.4GHz帯の周波数を利用している場合は、WiFiルーターの周波数を5GHz帯に変更することが有効です。これにより、他の機器との電波干渉を回避し、WiFiの通信環境を向上させることが可能になります。
5GHz帯の特徴として、まず電波干渉が起こりにくいという点が挙げられます。2.4GHz帯は一般的な家電製品による電波が多いため、混雑しやすく電波が干渉されやすいです。そこで、5GHz帯にすることで周囲の影響を受けにくく、より安定した通信が可能です。
ただ、5GHz帯は2.4GHz帯よりも電波の届く距離が短いです。そのため、5GHz帯を利用する場合は、WiFiルーターとの距離に注意しましょう。
有線接続を行う
WiFiにこだわりがない場合は、有線接続の使用がおすすめです。有線接続は無線接続とは異なり、電波状態の影響を受けにくいため通信の安定性が向上します。特に、オンラインゲームや大容量のデータ転送が必要な作業など、高い安定性が求められる場合に有効です。ただし、有線接続はケーブルの配線が必要になるため、使用できる範囲が限られてしまう点は注意しましょう。
接続が不要な端末に繋げない
WiFiルーターでは同時接続台数が増えると回線速度が遅くなる場合があるので、不要なデバイスは接続しないようにしましょう。また、機器によって「10台以上」といった同時接続可能台数が決められていますが、接続台数が増えれば増えるほど負荷がかかります。
意識的に接続台数を調整することで、WiFiのパフォーマンスを維持することが可能です。そのため、不要なデバイスのWiFi接続を切断したり、必要なときだけ接続したりすることで、他のデバイスへの影響を最小限に抑えられます。WiFiルーターの性能に合わせて適切な台数を設定し、快適なインターネット環境を確保しましょう。
通信量の確認を行う
自宅でポケットWiFiを使っていて通信制限がかかった場合は、解除されるまで待つ必要があります。
制限を回避するためには常に通信量をチェックし、データ使用量が上限に達しないように注意することが重要です。データの節約、大容量のプランに切り替えるなど、通信制限を回避する方法もあるので必要に応じて活用していきましょう。
夜間など混雑時間帯での利用は避ける
回線が混雑する夜の時間帯や休日などは、WiFiの利用を避けることが重要です。多くの人が同時にインターネットを利用するため通信速度が低下し、接続が不安定になる可能性が高まります。よりスムーズな通信を確保するためには、混雑時間帯を避けて利用することが効果的です。
さらに、IPv6の利用も検討すると良いでしょう。IPv6は次世代のインターネット通信プロトコルであり、利用することで速度改善につながる可能性があります。
新しいWiFiルーターの購入を検討する
WiFiルーターの不具合が解消されない、経年劣化が気になる、またはスペック面で影響がある場合は、新しいルーターを購入することも検討しましょう。通信速度、居住環境、同時接続台数などの機能面を確認しながら最新機種に変更すると、安定した通信ができる可能性があります。
WiFiルーターの交換は、WiFiの品質や安定性を向上させる有効な方法ですが、適切な機種を選ぶことがポイントです。必要に応じて家電販売員と相談しながら、自身のニーズに合った WiFiルーターを選んでください。
回線やプロバイダーの乗り換えを検討する
さまざまな対策を試してもWiFiが弱い場合は、回線やプロバイダーを切り替えることも検討しましょう。例えば、自宅でポケットWiFiを使用している場合、通信制限により通信速度が低下することがあります。その場合は、光回線に切り替えることで通信量を気にせずに快適なインターネット利用が可能になります。
光回線は高速で安定した通信を提供し、データ制限の心配がないため、大容量のデータを扱う動画視聴やオンラインゲームなどを快適に楽しむことができます。
雨の日にWiFiの調子が悪くなるってホント?
雨の日はWiFiの調子が悪くなると言われています。原因は、電波は水に当たると吸収される性質があるからです。また、雨の日は外出を控えて家で過ごす人が増えるため、多くのWiFi利用者が集中するのも、WiFiが弱くなる原因だと考えられます。
対策としては、WiFiルーターの置き場所を変えることがおすすめです。できるだけ高い位置に設置し、壁や障害物と距離をとりましょう。また、WiFiルーターから距離が離れている場所でインターネットを利用するなら、中継機の利用を検討することも対策として挙げられます。
外出先でフリーWiFiに繋がらない・弱いときの原因と対策
ここでは、外出先でフリーWiFiを利用する際にWiFiが弱い、繋がらない場合の原因と対策を解説していきます!
ユーザー認証が完了していない
フリーWiFiのサービスには、SNSアカウントやメールアドレスの登録が必要なものがあります。ユーザー認証が完了していないとWiFiに接続できない仕組みになっていますので、必要な情報を提供する必要があります。
事前登録には少し時間と手間がかかりますが、タウンWiFiのような自動接続アプリを利用すれば、一度接続したスポットは次回から自動的に接続してくれます。ちなみにタウンWiFiなら、接続する度にポイントが貯まる仕組みになっているため、ポイ活をしたい人にもおすすめのアプリです。
電波干渉や回線の混雑が生じている
繁華街にあるお店や交通機関などでは、複数のWiFiスポットが近くに存在するため、電波干渉が起きやすく、WiFiの電波が繋がりにくくなります。また、多くの人が同じWiFiスポットを利用することで回線の混雑が生じ、通信速度が遅くなる場合も!
対策として、近くに他のWiFiスポットがないエリアで利用すると、電波干渉の影響を受けにくくなります。また、混雑する時間帯を避けるなど、利用するタイミングを工夫することも有効です。
アクセスポイントから距離がある
電波は距離が遠くなるほど通信が不安定になりやすいです。例えば、店内のWiFiルーターが1階にあり、利用している場所が2階の場合、壁や障害物の影響を受けてWiFiの接続が不安定になる可能性も考えられるでしょう。
改善策として、アクセスポイントの近くに移動してみるのがおすすめです。できるだけアクセスポイントに近づくことで、WiFiのパフォーマンスを向上させることが可能です。
WiFiが弱いときは原因を特定して適切な対策をとろう!
WiFiが弱い場合はさまざまな原因があるため、まずは原因を特定し適切な対策をとることが大切です。自分で簡単に行える改善方法から試してみるとよいでしょう。
街のフリーWiFiを使用する場合は、スムーズに接続できるタウンWiFiがおすすめです。フリーWiFiへ自動接続できるだけでなく、ポイントを貯めることもできます。貯めたポイントは楽天ポイントやdポイントなどに交換できるので、ぜひ、タウンWiFiを活用してみましょう。
この記事を書いた人