格安SIMのデメリット11選!乗り換え前に知っておきたい注意点

格安SIMのデメリット11選!乗り換え前に知っておきたい注意点

2024.06.05

格安SIMは人気が高く、料金の安さが大きな魅力です。しかし、デメリットもいくつかあるため、乗り換え前に十分把握しておく必要があります。格安SIMのデメリットは人によっては気にならないものも多くありますが、知らずに契約すると後悔してしまうかもしれません。

この記事では格安SIMのデメリットをできるだけ多く紹介するので、後悔しないように事前に一通りチェックしておきましょう。おすすめの格安SIMも紹介しているので、格安SIMへの乗り換えを検討している人はぜひ参考にして下さいね。

格安SIMのデメリット11選

格安SIMは料金の安さをはじめ多くのメリットがありますが、デメリットも複数あります。これまで格安SIMを利用したことがない人は、デメリットを知らずに契約すると後悔してしまうこともあるでしょう。

 

ここでは、格安SIMのデメリット11選を紹介します。格安SIMが気になっている人は、自分にとって大きな問題になるデメリットがないか事前にチェックしておきましょう。

通信速度が低下しやすい

格安SIMは、大手キャリアに比べると通信速度が低下しやすい特徴があります。格安SIMは大手キャリアから回線を借りて運営しているため、借りている回線の量が不十分な場合、ネットワークが混雑して通信速度が落ちてしまうのです。

 

特に多くの人がインターネットを使用する昼休みや、夕方から夜にかけての時間帯はネットワークが混雑する傾向にあります。昼休みや通勤・通学中によくスマートフォンを使う人は、格安SIMの通信速度に満足できないかもしれません。

 

ただし、ネットサーフィンやメッセージのやりとり程度なら、ネットワークが混雑していても大抵ストレスなく使えます。格安SIMでも使い方によっては、通信速度の遅さが気にならない人も多いでしょう。

データ無制限や大容量のプランは少ない

格安SIMは3GBや5GBといった少容量のプランが中心で、大手キャリアのようなデータ無制限や大容量のプランは多くありません。特に20GB以上のプランがある格安SIMは、ほとんどないといえます。

 

そのため毎月のデータ通信量が多い人は、格安SIMでは自分に合うプランを見つけられない恐れがあります。場合によっては、データ通信量を少なく抑えるための工夫が必要です。

最新のiPhoneなど取り扱うスマホ端末の種類が少ない

スマホ端末を販売している格安SIMもありますが、大手キャリアと比較すると取り扱う端末の種類が少ない傾向にあります。大手キャリアなら最新のスマホ端末を購入できますが、格安SIMは何世代か前の端末しか購入できないことも多いため、最新の端末を使いたい人は注意しましょう。

 

格安SIMで希望の端末の取り扱いがない場合、大手キャリアの店舗やオンラインショップ、家電量販店などでスマホ本体を購入し、格安SIM会社ではSIMカードのみ契約する方法がおすすめです。格安SIMで動作確認が行われている端末であれば、他社で購入したスマホに格安SIMのSIMカードを挿入しても問題ありません。

実店舗がない場合が多い

「格安SIMがなぜ安いのか」というと、理由の1つに店舗やスタッフにコストをかけていないことが挙げられます。そのため、実店舗が豊富にある格安SIMはそれほど多くありません。近くに店舗がない場合、店舗での契約や説明など直接的なサポートを受けるのは難しいです。

 

ただし、サポートがまったくないということではありません。格安SIMは実店舗がない分、24時間対応のAIチャットやオペレーター窓口など、オンラインでのサポートが充実している傾向にあります。

自分でSIMロック解除や初期設定(APN設定)をする必要がある

契約する格安SIMや使用する端末によっては、自分でSIMロック解除や初期設定(APN設定)をする必要があります。SIMロック解除とは、他社で購入した端末で格安SIMのSIMカードを利用できるようにすることです。またAPN設定は、スマホでインターネットの利用を始めるための設定のことです。

 

いずれも詳しい手順は公式サイトや商品に同封されているスタートガイドなどで確認できますが、慣れていないとハードルが高く感じるかもしれません。

 

ただし、2021年10月1日以降に発売された機種はSIMロック解除が不要であり、契約する格安SIMによってはAPN設定も不要な場合があります。そのため、自分でこれらの設定をしなくても良いケースもあるでしょう。

 

出典:総務省『移動端末設備の円滑な流通・利用の確保に関するガイドライン(p10)』(2022年)

無料のキャリアメールが使えない

格安SIMには「〜@docomo.ne.jp」のようなキャリアメールがありません。格安SIMに乗り換えるとこれまで使っていたキャリアメールが使えなくなるため、キャリアメールの利用頻度が高い人は注意して下さい。

 

ただし、格安SIMでもGmailなどのフリーメールやLINEなどのメッセージアプリは問題なく利用できます。普段からキャリアメールをほとんど使わない人なら、格安SIMに乗り換えても支障はないでしょう。

 

また、大手キャリアからの乗り換えであれば、月額330円程度で引き続きキャリアメールを使い続けられる「持ち運び」というサービスもあります。「格安SIMに乗り換えたいけどキャリアメールが使えなくなるのは困る」という人は、このようなサービスを活用しましょう。

支払い方法が限定される

格安SIMはクレジットカード払いが主流です。口座振替やコンビニ支払いなどには対応していない場合が多いので、クレジットカードを持っていない人は注意して下さい。格安SIMを契約する前に、どのような支払い方法が使えるのか確認しておきましょう。

キャリアの災害用伝言板が使えない

大手キャリアには、大きな災害が発生した時にも家族や知人にメッセージを伝えられる災害用伝言板があります。災害用伝言板は各キャリアを契約している人のためのサービスであるため、格安SIMからは利用できません。

 

ただし格安SIMを使っている人も、NTTが提供する「災害用伝言板(web171)」は利用できます。災害用伝言板(web171)は大手キャリアが提供する災害用伝言板と連携しているので、格安SIMに乗り換えた後はこちらを利用しましょう。

LINEのID検索ができないことがある

格安SIMではLINEのID検索ができないケースがあります。LINEではキャリアに登録されたデータをもとに年齢確認を実施しており、18歳未満のユーザーはID検索ができないようになっています。LINEの年齢確認に対応している格安SIMは少ないため、年齢が確認できずID検索もできないのです。

 

大手キャリアのサブブランドなど一部の格安SIMはLINEの年齢確認に対応しているので、ID検索を利用したい場合は対応している格安SIMを選びましょう。また年齢確認ができない格安SIMでも、QRコードなど他の方法での友だち追加は可能です。

データ通信専用プランの場合110番・119番など緊急電話が使えない

「通話はほとんどしないから、データのみのプランの利用を考えている」という人もいるかもしれません。データ通信専用のプランは毎月の料金が安く、またメッセージアプリの通話機能などは使えるため、メリットと感じている人も多いでしょう。

 

しかし、データ通信専用プランは110番や119番などの緊急電話が使えません。プランを選ぶ際は、もしもの時のことも考慮して決めるようにしましょう。

留守電やテザリングが無料で使えない場合も

一部の格安SIMでは、留守番電話やテザリングなどの機能が有料オプションになっているケースがあります。その場合オプションを別途申し込まないと利用できないため、必要な人は注意して下さい。また、留守番電話などの機能を無料で使いたいと考えている人は、プラン内に含まれることを事前に確認した上で、契約する格安SIMを選ぶ必要があります。

格安SIMが人気の理由!主なメリット

上記の通り格安SIMには大小さまざまなデメリットがありますが、メリットも大きいのが格安SIMの強みです。ここでは格安SIMの主なメリットを見てみましょう。

毎月の料金が安い

格安SIMの大きな魅力といえば、その名の通り月額料金の安さです。データ容量の少ないプランなら、月額1,000円以下で利用できるものも多くあります。また、20GBのようなデータ容量が多めのプランでも、月額2,000円程度で利用可能です。

 

大手キャリアでは、データ容量が少ないプランでも3,000円程度の料金がかかる場合があります。格安SIMに乗り換えるだけで、月額料金を半分以下に抑えられるかもしれません。

お得なキャンペーンが使える

他社から乗り換えるユーザーを対象に、お得なキャンペーンを実施している格安SIM事業者は多くあります。例えば、現金キャッシュバックや月額料金の割引などです。

 

キャンペーンの内容や適用条件は格安SIM事業者によって異なるため、乗り換え前に各社がどのようなキャンペーンを実施しているのか確認してみましょう。

さまざまなプラン・オプションを選べる

格安SIMでは、事業者によってさまざまプランやオプションが選べます。例えば、1GB単位で料金プランを選べるサービスや、エンタメサービスとセットになったお得なオプションを用意している格安SIMもあります。

 

このように、豊富なプラン・オプションの中から自分に適したものを選べるのも格安SIMのメリットです。お得なサービスを選ぶために、格安SIMごとのプランやオプションを比較検討してみて下さい。

乗り換えにおすすめの格安SIM

格安SIMは種類が多いため、乗り換え先に迷っている人も多いでしょう。今回は、格安SIMへの乗り換えを検討している人におすすめの3社を紹介します。

 

それぞれの格安SIMの特徴を以下にまとめているので、ぜひチェックしてみて下さいね。

povo

引用元:povo2.0

月額料金基本料金0円
追加するトッピングに応じた料金がかかる
データ通信量自由なタイミングで必要な容量のトッピングを購入する
実店舗の有無なし
※au店頭での対応は不可
支払い方法クレジットカード・あと払い(ペイディ)
※あと払い(ペイディ)で口座振替・銀行振込・コンビニ払いが可能
対応回線au

povoはauのサブブランドで、安定したau回線を低価格で利用できます。「3GB 990円」「60GB 6,490円」「24時間データ使い放題 330円」など、必要なタイミングで必要なデータ容量のトッピングを追加して、自分の使い方に適したプランをつくれるのが特徴です。

 

特に他社で最適なプランが見つからない人や、毎月のデータ使用量に差がある人におすすめです。

 

>>>povo公式サイトはこちら

mineo

引用元:mineo

月額料金1,298円〜
データ通信量1GB・5GB・10GB・20GB
実店舗の有無あり
支払い方法クレジットカード
※eo光を契約中で口座振替を利用している場合のみ口座振替も可能
対応回線au・ドコモ・ソフトバンク

mineoには1GBから20GBまで、4種類の料金プランがあります。最大1.5Mbpsのデータ通信が使い放題になる「パケット放題 Plus」や、全国のmineoユーザーでパケットをシェアできる「フリータンク」など、独自のオプションサービスを提供しています。

 

全国に180軒以上の実店舗があるので、店頭で契約したい人にもおすすめです。

 

>>>mineo公式サイトはこちら

イオンモバイル

引用元:イオンモバイル

月額料金803円〜
データ通信量0.5GB〜200GB
実店舗の有無あり
支払い方法クレジットカード
対応回線au・ドコモ

イオンモバイルの特徴は、料金プランの豊富さです。0.5GBから200GBまで料金プランが細かく分かれていて、自分に最適な容量のプランが選べます。

 

マイページから簡単に料金プランを変更できるので、月ごとのデータ使用量に差がある人にもおすすめです。全国のイオンに実店舗があるので、近くにイオンがあれば困ったことがあっても気軽に相談できます。

 

>>>イオンモバイル公式サイトはこちら

 

他の格安SIMも気になるという人は、17社の格安SIMを徹底比較している以下の記事もぜひチェックしてみて下さい。

 

おすすめの格安SIM17選を徹底比較【2023年最新】

 

携帯料金をさらに下げる方法

引用元:App Store

 

携帯料金を下げるには、毎月のデータ使用量を節約して月額料金の安いプランを契約する方法があります。しかし「これ以上データ使用量を減らすのは難しい」という人もいるでしょう。

 

そんな時は、フリーWi-Fiを積極的に利用するのがおすすめです。フリーWi-Fiに接続している間はデータ容量を消費しないので、容量の少ないプランでも問題ありません。また、昼休みのような通信が混雑する時間帯でも、フリーWi-Fiに切り替えると快適に利用できる場合があります。

 

フリーWi-Fiをより便利に活用するなら、タウンWiFiアプリがおすすめです。安全で快適なフリーWi-Fiに自動で接続するので、手間なくフリーWi-Fiを活用できます。フリーWi-Fiに接続するだけでポイントが貯まり、ポイ活にもなります。

 

今回紹介したpovo・mineo・イオンモバイルなら、タウンWiFiで貯まったポイントをギガに交換することも可能です。つまり、タウンWiFiでデータ使用量を節約しながら、貯まったポイントでギガを増やす「ギガ活」もできます!ぜひ気軽にお試し下さい

デメリットを知った上でお得にスマホを使おう

格安SIMには今回紹介したようなデメリットがありますが、人によっては不便に感じないものも多く、料金の安さなどデメリットを上回るメリットがあります。スマホの月額料金を下げたい人は、格安SIMへの乗り換えを検討してみましょう。

 

格安SIMは種類が多く、事業者によってデータ容量や料金、オプションなどが異なります。各社のサービスを比較して、自分に合った格安SIMを選ぶことが大切です。

 

さらにお得かつ快適に格安SIMを利用したいなら、タウンWiFiとの併用がおすすめです。手軽にフリーWiFiを使えるのでデータ容量を節約でき、今回紹介した3社ならタウンWiFiとの併用でギガ活もできます。ぜひ以下のリンクからお試し下さい!

 

 

この記事を書いた人

タウンWiFi News 編集部

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