iPhoneの初期化ができない!4つの方法と絶対にするべきこと

iPhoneの初期化ができない!4つの方法と絶対にするべきこと

2024.08.07

iPhoneを下取りに出す際や不具合が起きた時、パスワードを何度も間違えてしまった場合などには本体の初期化が必要です。しかし手順通りに初期化を進めたものの、なぜか実行できないケースもあります。

iPhoneを初期化する方法は複数あるため、うまく初期化できない場合は他の方法を試してみましょう。この記事ではiPhoneを強制初期化する4つの方法を紹介するので、参考にして下さい。

初期化の手順に加え「ネットワークがない」「本体が手元にない」「複数の方法を試してもエラーが出る」といった状況別の対処法も解説しているので、iPhoneの初期化に悩んでいる人はぜひチェックして下さいね。

iPhoneを初期化する前にすべきこと

iPhoneを初期化する前に、次の3つを必ず実施しておきましょう。

 

  • バックアップを作成する
  • 「iPhoneを探す」をオフにする
  • iCloudからサインアウトする

 

これら3つが既に完了している人は、次の「強制初期化する4つの方法」まで読み飛ばして問題ありません。1つでもできていないものがある場合、以下を確認しておきましょう。

バックアップを作成する

iPhoneを初期化する前にバックアップを作成しておかないと、データが全て消えて復元できなくなってしまいます。以下で、iPhone単体でバックアップを作成する方法と、PCを使ってバックアップを作成する方法を紹介するので、いずれかの方法を実施して下さい。

 

どちらの方法も、バックアップの作成にはWi-Fiが必要です。また、初期化にも基本的にネットワーク環境が必要なので、自宅など安定したネットワークに接続できる場所で行いましょう。

iPhoneでバックアップを作成する方法

iPhoneでバックアップを作成するには、以下の手順で行います。

 

  1. iPhoneをWi-Fiに接続する
  2. 「設定」アプリを開く
  3. 一番上に表示されるユーザー名を選択する
  4. 「iCloud」を選択する
  5. 「iCloudバックアップ」を選択する
  6. 「今すぐバックアップを作成」を選択する

 

上記の手順で、iCloud上にiPhoneのバックアップが保存されます。バックアップが終了するまで、Wi-Fiの接続を切らないようにして下さい。

 

「今すぐバックアップを作成」の下に、最後にバックアップを作成した時間が表示されます。現在の時刻が表示されたらバックアップは完了です。

PCでバックアップを作成する方法

iPhoneは、MacやWindowsでもバックアップを作成できます。まず、Macでバックアップを作成する手順を以下で紹介します。

 

  1. MacでFinderを開く
  2. iPhoneとMacをUSBケーブルで接続する
  3. iPhoneにパスコードの入力画面や「このコンピュータを信頼しますか?」というメッセージが出たら、画面の案内にしたがって操作する
  4. MacからiPhoneを選択する
  5. 「今すぐバックアップを作成」をクリックする

 

「今すぐバックアップを作成」の横に、最後にバックアップを作成した時間が表示されるので、現在の時刻が表示されたらバックアップは完了です。

 

Windowsでバックアップを作成するには、Finderの代わりに「Appleデバイスアプリ」もしくは「iTunes」を使います。Appleデバイスアプリの「一般」、もしくはiTunesの「概要」をクリックすると、上記と同様の手順でバックアップの作成が可能です。

「iPhoneを探す」をオフにする

本体の下取りや売るために初期化する場合は「iPhoneを探す」をオフにする必要があります。初期化する前に、以下の手順を行いましょう。

 

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 一番上に表示されるユーザー名を選択する
  3. 「iPhoneを探す」をタップし、再度タップしてオフに切り替える
  4. Apple IDのパスワードを入力する
  5. 「オフにする」を選択する

iCloudからサインアウトする

「iPhoneを探す」をオフにしたら、iCloudからサインアウトして下さい。サインアウトせずに下取りや売却すると、端末を手にした第三者がiCloud上のデータにアクセスしてしまうかもしれません。

iCloudからのサインアウトは、以下の手順で行います。

 

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 上部に表示されるユーザー名を選択する
  3. 一番下までスクロールする
  4. 「サインアウト」を選択する
  5. Apple IDのパスワードを入力する
  6. 「オフにする」を選択する
  7. iPhone本体に残しておきたいデータをオンにする
  8. 「サインアウト」を選択する
  9. 再度「サインアウト」を選択し、iCloudからのサインアウトを確定する

iPhoneを強制初期化する4つの方法

iPhoneを初期化する手順そのものは難しくありませんが、不具合などでうまく進まないこともあります。その場合、次の方法で強制初期化が可能です。

 

  • iPhoneの「設定」から初期化
  • 「iPhoneを探す」から初期化
  • リカバリーモードを使ってiTunesで初期化
  • PCからロックを解除して初期化

 

それぞれの手順について、以下で詳しく見てみましょう。

iPhoneの「設定」から初期化

一般的で簡単なのは「設定」アプリから初期化する方法です。iPhoneが正常に動作し、Apple IDのパスワードなどが把握できている場合は、以下の手順で初期化を進めましょう。

 

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「一般」を選択する
  3. 「転送またはiPhoneをリセット」を選択する
  4. 画面の表示にしたがって本体のパスコードとApple IDのパスワードを入力する
  5. デバイスの消去を確定する
  6. 初期化が完了するまで待つ

「iPhoneを探す」から初期化

「探す」アプリを使うと、iPhoneを含め自分が所有するApple製品のデバイスを初期化できます。「探す」アプリからの初期化手順は、以下の通りです。

 

  1. 「探す」アプリを開く
  2. 画面下部の「デバイスを探す」を選択する
  3. 初期化したいデバイスを選ぶ
  4. 「このデバイスを消去」をタップする
  5. 「続ける」を選択する
  6. 「消去」を選択する
  7. Apple IDとパスワードを入力する
  8. 再度「消去」をタップする

リカバリーモードを使ってiTunesで初期化

リカバリーモードはiPhoneを強制的に工場出荷状態に戻すためのモードです。リカバリーモードではアクティベーションロックが有効になっている場合など、状況によってはApple IDとパスコードが求められます。

 

リカバリーモードを使って初期化するにはPCが必要です。Macの場合はOSが最新の状態であること、Windowsの場合は「Appleデバイスアプリ」もしくは「iTunes」がインストールされていることを確認して下さい。

 

iPhone 8以降、もしくはiPhone 7以前で操作方法が異なります。それぞれの手順を以下で紹介するので、該当するデバイスの手順にしたがって初期化を進めましょう。

iPhone 8以降の場合

iPhone 8以降のデバイスをリカバリーモードにする手順は、以下の通りです。

 

  1. iPhoneとPCをUSBケーブルで接続する
  2. MacならFinder、WindowsならAppleデバイスアプリかiTunesを開く
  3. iPhoneの音量を上げるボタンを押してすぐに放す
  4. iPhoneの音量を下げるボタンを押してすぐに放す
  5. 「コンピュータに接続」画面が表示されるまでサイドボタンを押し続ける
  6. PCの画面でデバイスを選択する
  7. 「アップデート」もしくは「復元」が表示されたら「アップデート」を選択する

iPhone 7以前の場合

iPhone 7以前のデバイスをリカバリーモードにする手順は、以下の通りです。

 

  1. iPhoneとPCをUSBケーブルで接続する
  2. MacならFinder、WindowsならAppleデバイスアプリかiTunesを開く
  3. トップボタンもしくはサイドボタンと音量を下げるボタンを「コンピュータに接続」画面が表示されるまで同時に押し続ける
  4. PCの画面でデバイスを選択する
  5. 「アップデート」もしくは「復元」が表示されたら「アップデート」を選択する

PCからロックを解除してiPhoneを初期化する方法

iPhone本体が故障や不具合で使えない場合は、PCからiCloudにサインインして「デバイスを探す」を使えばiPhoneを初期化できます。紛失や盗難でiPhoneが手元にない場合でも、この方法なら遠隔でも初期化が可能です。

 

  1. PCからiCloudにサインインする
  2. 「デバイスを探す」の左側に表示されるリストから初期化したいデバイスを選ぶ
  3. 「このデバイスを消去」をクリックする
  4. 画面の表示にしたがって消去する

【状況別】それでもiPhoneを初期化できない場合の対処法

ここまで紹介してきた4つの方法を試しても、初期化できない場合があるかもしれません。ここでは次の3つの状況における対処法を紹介するので、当てはまる人はチェックしてみて下さい。

 

  • Apple ID・パスワードが分からない
  • ネットワークがなくオフラインで初期化したい
  • 色々試してもエラーが出てしまう

 

それぞれの対処法を以下で詳しく見てみましょう。

Apple ID・パスワードが分からない

Apple IDが分からない場合は、以下の手順で確認が可能です。

 

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 一番上に表示されるユーザー名を選択する
  3. ユーザー名の下にApple IDが表示される

 

既にiPhoneを処分・売却してしまって本体が操作できない場合や手元にない場合は、iPadやMacなど同じApple IDでサインインしているデバイスからIDを確認できます。

 

どうしてもApple IDが分からない場合は、以下の手順でApple IDのパスワードをリセットしましょう。

 

  1. Apple IDの管理ページを開く
  2. 「Apple IDまたはパスワードをお忘れですか?」をクリックする
  3. Apple IDの入力欄に普段使用しているメールアドレスや電話番号を入力して試してみる
  4. 「次へ」を選択する
  5. 画面表示にしたがってパスワードをリセットする

ネットワークがなくオフラインで初期化したい

iPhoneがオフラインの状態では初期化できません。インターネットなしで別のデバイスから「探す」でiPhoneの初期化手順を進めても、実際に初期化が始まるのはiPhoneがオンラインになった時です。

 

PCに接続すればiPhoneがオフラインの状態でも初期化は始められますが、PCがネットワークに接続されている必要があります。そのため、ネット環境が全くない状態ではiPhoneの初期化は進められません。

 

自宅にWi-Fiがない場合は、近所の施設が提供しているフリーWi-Fiを利用するのも方法の1つです。安全なWi-Fiスポットを探す専用のアプリなどを活用して、iPhoneの初期化に必要なネットワークを見つけて下さい。

色々試してもエラーが出ててしまう

今回紹介した方法を試しても初期化ができない場合、iPhone本体の一時的な不具合かもしれません。その時は、以下の方法を試してみましょう。

 

  • 本体を再起動する
  • iOSをアップデートする
  • 本体を充電してから再度初期化を試す

 

一時的な不具合ならこれらの方法で状況が改善することも多いので、原因が分からない時はぜひ実践してみて下さい。

初期化したiPhoneデータを復元するには

初期化したiPhoneを初期化前の状態に復元したい場合は、以下の手順で行います。

 

  1. iPhoneの電源を入れる
  2. 「アプリとデータを転送」画面が表示されるまで画面表示にしたがって進める
  3. 「iCloud バックアップから復元」をタップする
  4. Apple IDでiCloudにサインインする
  5. 復元したいバックアップを選択する

 

iCloudからバックアップを復元する際にもWi-Fiが必要です。復元が完了するまで、Wi-Fiの接続を切らないよう注意して下さい。

インターネットがないならフリーWi-Fiを使う

引用元:App Store

 

iPhoneの初期化やバックアップの作成・復元には、それぞれネットワークが必要です。しかし、Wi-Fiを契約していない人は知人の通信環境を借りたり、ネットワークを提供する施設を探したりしなければなりません。

 

急な場面でも気軽に利用できるネットワークを探したい場合は、選択肢の1つとしてフリーWi-Fiの利用を検討してみて下さい。公共施設や店舗など、フリーWi-Fiスポットは色々な場所にあります。

 

フリーWi-Fiの安全性が心配な人には、タウンWiFiアプリがおすすめです。タウンWiFiは、安全なWi-Fiスポットを検出して自動で接続できるアプリです。Macにもインストールできるので、この記事で紹介したいくつかの初期化方法を試す場合にも役立ちます。

 

フリーWi-Fiを使用する上での安全性について、想定されるリスクやセキュリティ対策は以下の記事にまとめています。フリーWi-Fiへの接続やタウンWiFiの利用が心配な人は、ぜひ参考にして下さい。

 

フリーWiFiに危険性はある?安全なスポットの見つけ方も紹介

安全なフリーWi-Fiを探すならタウンWiFi

iPhoneを初期化する方法は複数あり、特定の方法でうまくいかなかったとしても別の方法で初期化できる可能性があります。iPhoneの初期化ができない時は、今回紹介した4つの強制初期化方法を試してみて下さい。

 

初期化やバックアップの作成・復元には、それぞれWi-Fiが必要です。Wi-Fiを契約している場合は、自宅の安定したWi-Fiに接続した状態で初期化を進めましょう。

 

Wi-Fiを契約していないなら、フリーWi-Fiの利用も選択肢の1つです。安全なフリーWiFiに自動で接続できるタウンWiFiアプリは普段使いにも便利なため、以下のリンクからお試し下さい。

 

 

この記事を書いた人

タウンWiFi News 編集部

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