創業者である荻田が、自宅に回線を引く余裕もないまま暮らしていたところ、
初めての通信制限を経験することになってしまいました。社会人9年目のことでした。
想像以上に辛く、解決手段は「隣の家のWi-Fiを使うしかない！」と思ったのです。

隣人同士でWi-Fiを分け合う、これがタウンWiFiの元の形です。
「とりあえず形にしよう。」そう思い、早速アプリ作りに着手しました。
誰になんと言われようとやりたかった。正しい世界だと思えてならなかったから。

楽天を退職し、ついに創業。
4ヶ月後に実現する正式リリースまでは、ただひたすらに楽しかった。

Android / iOSともに正式リリース！3万ダウンロードほどされましたが、
隣人同士でWi-Fiを分け合うまでには至りませんでした。
一人の限界に気づき、採用に向けて本格的に動き出した。

一人目の社員となるエンジニアがジョイン！アプリのコンセプトを変更しました。
街中のフリーWi-Fiの認証をスキップすることで、街を使えるWiFiでいっぱいにしたい。
『タウンWiFi』の誕生です！

リリース後、ネットメディアやSNSで話題に！ストアのランキングが急上昇しました。
ユーザーさんからのお問い合わせには、すべて荻田が自らLINEで対応。
1日1000件来る日もありましたが、直接受け取れる声がとても貴重だった。

メンバーが増え、オフィスを移転。
ユーザーさんの声を少しでも多くアプリに反映させることができるようになりました。

海外への展開など、新たなチャレンジをしたものの徹底できず中途半端な結果に。
広告すら出さず、組織は良くも悪くも少数精鋭だった。

資金調達をして、広告を回し、営業に踏み出しました。WiFi提供者にも喜んでもらえるよう、Push広告を開始！
しかし、このタイミングで初めて仲間が去ることになってしまった。
事業を成長させられなかったこと、いい組織にできなかったことが、本当に悔しかった。

改めて『タウンWiFi』の価値を見つめ直し、ロゴとミッションを変更しました。 「通信をバリアフリーに」を掲げ、みんなで仕切り直しです！

なんとか会社を成長させたい。そんな思いから新規事業をたった1ヶ月で作り上げました。
オフィス近くのビジネスホテルに数十日も連泊したとか、していないとか…
しかし、期待以上に伸ばすことができず、2021年4月に提供終了しました。

もっともっと成長させたい。そして、残ってくれたメンバーに恩返しがしたい。
そんなタイミングでGMOに出会い、グループの仲間入りを果たしました。

再びゼロから起業する考えは、少しもありませんでした。
いまいるメンバーと、これから入ってくれるメンバーで、もっといい事業と組織を作っていきたい。
みんなに幸せになってほしいから、そのためにもっといい会社を作りたいと思った。

SNSの誹謗中傷により、希望の芽を摘まれてしまう人を少しでも減らしたい。
やりたいことは、やるべきだから。そんな想いで『SNS PEACE』を作りました。
ミスコンなどで活躍してくれています！

『タウンWiFi』リリースから5年。1000万DL・380万MAUを超えるアプリに成長しました。
ポイント機能を新たにリリースし、ユーザーさんの通信料がさらに少しでも抑えられるよう貢献していきます。

組織としても理念を一新。一つひとつ、パートナー全員で話し合いながら決めていきました。
これからも、より良い組織でより良いサービスへと発展させられるよう、頑張ります！

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